コミックナタリーさんの安野モヨコ先生インタビュー記事が永久保存版すぎる

『働きマン』より、松方弘子さま
アルのコマ投稿より引用

こんにちは、あるいはこんばんは、あるいはおは…どうもです
3歳の息子に親育てしていただいています、ハパともうします。ちなみに「ハパ」というのはハワイの言葉で「半分」という意味だそうです。なぜこの名前にしたかというと、キーボードで打ちやすいと思ったからです

10月は週替わりで違ったテーマで書いてみようという試みをしていまして、水曜日は「マンガの日」なのであります。

で、本日はなにか安野モヨコ先生(以下「モヨコ先生」と書かせていただきます)について語ろうと思いまして、先日のコミックナタリーさんのインタビュー記事が永久保存版すぎたので紹介いたします!
自分の好きな人がインタビューされていると、インタビュアーがどの程度その人の事を知っているのかとか、どの程度リスペクトしてるのかとか、そういうとこ気になっちゃいません!?そういう「ファン目線」で読んだ時に、この記事はもう涙が出ちゃうくらい良かったんですよね。。私自身も「アル」という愛に溢れたマンガサイトのライターをさせていただいてるのですが、憧れの作家さんへのインタビューってまさに夢です。浪漫なのです。

ではでは、本題に入ります!このインタビューのここが素晴らしいんだよ!という、ファン目線かつライター目線で暑苦しく語っていきたいと思います。ちょっと個人的すぎる見解や好きすぎるがゆえの(?)気持ちわるさがありますので、苦手な方はそっ閉じをおすすめいたします・・・!

ちなみにこのインタビューの聞き手さんは門倉紫麻さんというお方なので、勝手に「門倉師匠」と呼ばせていただきます

すばら!その1:ちょっと意外な事実を引き出している

恋愛至上主義というよりは、「そういうことをしていると、こんなふうになってしまうのだ」という話なんです。

安野モヨコ先生

このインタビューは「FEEL YOUNG」で連載が開始した『後ハッピーマニア』に関連したもので、話題は『ハッピーマニア』ではじまります。

「ハッピーマニアってどんな作品だったっけ?」という方のために一言で説明すると、”女子がちょっと自業自得な感じでいっぱい痛い目に遭いつつも、たくましく生きる恋愛コメディー”です。詳しくはアルで総集編の記事を書いてたりしますので、よろしければ読んでみてください

でですね、この主人公(以下「シゲタ様」と言います)がとにかく恋多き女性なのですが、インタビューでは「この作品は恋愛至上主義ではない」と言いきっているんです。ここでまずファンとしては拍手喝采もんです

マンガを読んでいる読者が「主人公に共感できるかどうか」というのは重要ポイントだと(制作サイドでも読者サイドでも)よく言われていますが、このシゲタさん、あまりに痛い目に遭いすぎてて「共感できない」ゾーンにもしばしば突入するんです。明らかに危なそうな男にオチちゃったりすると読者としては「シゲタ様、待ってー!!」と引き止めたくなっちゃうくらいです。「どんだけ恋愛すんねん」と思った人もいるはず。

でも!でもです!ここでモヨコ先生のこの一言が効くわけです。

恋愛至上主義というよりは、「そういうことをしていると、こんなふうになってしまうのだ」という話なんです。

安野モヨコ先生

そう。めちゃめちゃ客観的。「主人公と読者が重なるかどうか」というセオリーはこの作品では目指しておらんのです。実にクール。そう言われてみるとシゲタ様の親友(というにはドライで絶妙な距離感)の「フクちゃん」が登場するのですが、私はどちらかというとこのフクちゃんに共感していたのでありました。

『ハッピーマニア』より、フクちゃん
アルのコマ投稿より引用

「主人公への共感」ベースだと、共感できないと読むのをやめちゃいますが「こんなふうになるよね」という提示だと、幅広い層に読んでもらえるんですよね。
『ハッピーマニア』のこの客観性が、男女を問わず愛される所以なのだ!とガッテンしたのであります。それを引き出しているのが、この記事の素晴らしいポイント「その1」です。「その1」ですでになっっっっっっっがい!!!!先が思いやられますね…こっからはできるだけコンパクトに行こうと思います!!

すばら!その2:先生の苦悩を引き出している

門倉師匠は、モヨコ先生の苦悩を引き出すと言っても「苦労された事はなんですか?」なんて色気のない聞き方はしません。
ちなみに私はこういうコピペな質問をみると「聞き手はすごく初々しいか鼻くそほじってるかどちらだな…」とか思っちゃいます。(とか言いながらいざ自分が聞く段になるとそうなっていたりして…!?)

そんなことはいいとして(ああまた長くなりそう)、このインタビューではすごく自然な流れ&事前情報で綺麗に先生の苦悩へと話をつないでいるんです。敏腕DJのごとく完璧なフローです。(「敏腕DJ」なんて造語を使ってる時点で、この分野はお察し案件)

話題は、モヨコ先生の作品には”「マンガ寄りな世界」と「リアル寄りな世界」がある”という実に興味深い流れになります。そこから「マンガ寄り」な作品として『花とみつばち』の名前が出るのです。ここで、門倉師匠のとどめの(と言ってもごく自然な)ひとことです。

(『花とみつばち』について)「苦しさの象徴みたいなマンガです」とインタビューでおっしゃっていました。苦しい中で、こういった笑えるものを生み出していらっしゃるのかという驚きがあったのですが……。

門倉紫麻さん

きました。インタビューを読んでいるからこそできる質問。作品を読んでいることは言わずもがな、モヨコ先生という存在が門倉師匠の胸の中に鎮座していることがひしひしと伝わってくるのです。ここで、門倉師匠はインタビュアーから私たちファンの代弁者へと”昇格”(すごく手前勝手な言い方をすれば)します。そして、私たちファンは門倉師匠を通してモヨコ先生と対話しているような気持ちになるのです。

先生が作品づくりの苦悩を語れば、胸の内をまるで自分に明かしてもらったような、とても特別な言葉のように感じるのです。

以上が「その2」です。ちょっっっっっっとだけ短かくなりましたね。ほんのちょっとだけ….。次が最後ですので、もう少しお付き合いいただけると嬉しいです!

すばら!その3:もはや会話である

先ほど「その2」の最後のところで”私たちファンは門倉師匠を通してモヨコ先生と対話しているような気持ちになる”と書きました。このインタビューには、まさに「質問する人」「答える人」というという垣根を超えて、双方向のやりとりがみられるのです。それを強く感じたのが、この部分でした。

──それでいうと安野作品は、サーッと読めて、かつ情報量が多い。かなり贅沢なもののように思います。

門倉紫麻さん

そうですか? 「ハッピー・マニア」とか全然そんなことないですよ。スカスカだと思う(笑)。

安野モヨコ先生

──一気に読めるんですが、書き文字でストーリーとは関係のないような面白い会話があちこちに入っているので、隅々まで読まないともったいないんです。「後ハッピーマニア」でもフクちゃんのアップのコマの外に「ひたいボトックス+上下マツエク+唇ヒアル」とツッコミのような書き文字があって、楽しいですよね。

門倉紫麻さん

ああ、そういうことですか(笑)。そういう意味では、これからちょっと読みやすくしないといけないですね。ただ私はずっと自分と同世代……プラスマイナス10歳ぐらいの方たちに向けて描いてきたので、これからもそうできたらいいかなとは思っています。

安野モヨコ先生

こ、これは会話ですよね!なんでしょうか、この「ちょっとテラス席で昼からシャンパングラスの泡のはじける音とともに交わされる談笑」のような雰囲気は!

この部分で私がしびれちゃうのは、門倉師匠とモヨコ先生の文字数が同じくらいになる点です。門倉師匠は聞き手なので、もちろん普通は文字数が多くなることはないのですがモヨコ先生の「そうですか?」で事態は急変します。門倉師匠が「隅々まで読んでいる」という事実を、端的に、かつアツく語ってくれるのです。

そしてきわめつけは、モヨコ先生の「ああ、そういうことですか(笑)」ですよ!!!モヨコ先生が笑っておられる!!!(若干の気持ち悪さが漏れ出していることをお許しください)ここで私は、インタビューの場に流れているであろう和やかな空気を、胸いっぱいに吸い込んだのであります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここまで読んで下さったあなたは神です。めちゃめちゃいい人です。
ありがとうございます。ほんと、稚拙な文章ですみませんでした。。

『働きマン』より、松方弘子さま
アルのコマ投稿より引用

文章中にちょいちょい混ぜ込んでいるマンガのコマは、マンガサイト「アル」から引用しています。合法に引用できます。マンガのコマをブログに貼れるの楽しすぎるのでオススメです♪

こんな者ですが、ツイッターもしていますのでぜひぜひフォローしてやってくださいませ。最近になって「その日が誕生日の漫画家さんをお知らせする」というのをはじめてみました♪なにげに365日やるのハードなんじゃね!?ってはじめてしまってから序盤で気づいて超あせってまぁす♪でも楽しいのでちゃんとやりますよ〜♪