[書評]2ちゃんねるの中の、優しい世界線|西村博之『思い出に残る食事』

ブログをみていただいてありがとうございます。
3歳の息子に親育てしていただいています、ハパともうします。
ちなみに「ハパ」というのはハワイの言葉で「半分」という意味だそうです

10月は曜日ごとにちがうテーマで書いてみよう!というのをやっていまして、月曜日は「書評」の日です。

で、今日はこちらの本を紹介します!

(画像をクリックすると商品ページにとびます)

「2ちゃんねる」って知っていますか?日本最大規模の匿名掲示板サイトで、1999年に西村博之さんという人が作成しました。詳しい説明はこちらへどうぞ♪
この「2ちゃんねる」には色んな投稿がありまして、一時期は”誹謗中傷がすごい”とか”事件との関連”とかで色々と言われていたのです。
そういう書き込みについて西村博之さんは「掲示板が人をそうさせたというよりも、もともと人の持っていたものが表に出る場所として掲示板が使われた」というようなことを言っていたりします。(すみません!本当はもっとなんかこう…ウマい言い方をしていた気がします!)…これは”誹謗中傷”というマイナスな面についてのお話ですが、この本は「匿名」であることのプラスな面を教えてくれる一冊です。

この『思い出に残る食事』には、ある一人の投稿がきっかけで寄せられた匿名の書き込みがまとめられています。そこに書かれているのは、食事にまつわるみんなの思い出エピソードたち。読んでみるとクスっと笑えたり、自分と重なったり、うわーっと泣いてしまったり。。「食事の思い出」って、すごく人の心を揺さぶりますね。よだれと涙がいっぺんに溢れてきます。

内容は三部構成になっていて「せつない思い出」、「あったかい思い出」、「なつかしい思い出」のパートにそれぞれ30ずつくらいのエピソードが載っています。そのエピソードを選んでいるのが、西村博之さん!という本です。
私ははじめの「せつない思い出」から読みはじめたのです。
が、これがまぁ〜〜〜〜〜〜せつない!!!
あまりにせつなくて、10くらい読んで「あったかい思い出」に移りました。これがまぁ〜〜〜〜〜〜あったかい!!!ホクホクして、戻って読んで…「暑と寒」を行き来するサウナスタイル。

これは「匿名」だからこそ集まった文章たちなのだろうなぁと思います。
本名を出すと、「ちょっとここは伏せとこう」とか「ここまで言っちゃうとなァ」とかで、もう少しマイルドになると思うんです。でもこの本に載っているエピソードは、もう「そのままです!!!」って感じ。はだかんぼうな文章。それがまた、胸に刺さるんですよ…。親友にだけ、タイミングを選んでする打ち明け話ってあるじゃないですか。最終的に二人で泣いちゃう、みたいなやつ。そういうのが投稿してある…という感覚です。読みながらおいおい泣いちゃった。

匿名だからこそ明かせる胸の内というのはあって、「2ちゃんねる」はそれに適した場所だったのだなぁと。

というわけで、今回は西村博之さん編の『思い出に残る食事』を紹介させていただきました!

今月は西村博之さんの本を紹介しようかな..(今決めるスタイル)。もしよろしければまた来週も読んでやってください♪ツイッターもしてます。フォロー大歓迎です。記事についてのご意見、ご要望、お叱りの声はいつ何時でもお待ちしております!読んでいただいてありがとうございますです!