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クラウディア・マルティネス・ガライさんについて

1983年にアヤクーチョ(ペルー)に生まれ、アムステルダム(オランダ)を拠点に活動されています。
“ペルーの歴史に関連した社会・政治的問題に関心を寄せて制作活動を行う。人々が生活で用いる道具やその使い方に、植民地主義がいかに影響を与えたかに着目し、その製造/保存/変容/流通のプロセスを問い直す。”
https://aichitriennale.jp/artwork/A07.html
↓↓↓映像作品の一部抜粋
↓↓↓2018年に”I will outlive you”(直訳:私はあなたより生きのびる”という題で展示された、関連作品
これまでの作品
《El Perú Avanza / Peru Advances》(2011)


歴代のペルー大統領のポートレート。ガラスの上にカニを並べて作成
Claudia Martinez Garay 作品公式
あいちトリエンナーレで展示中の作品
≪・・・でも、あなたは私のものと一緒にいられる・・・≫(2017)

原題は《… imaywanpas quidakuwakmi … (… but you can stay with my stuff …)》
“陶製の器、壺、とうもろこし、人間の手足といったオブジェは、作家が制作した人工物(人の手で作り出された土着的な工芸品)です。映像は、風景に似せた陶器の表面をカメラがなめるように移動し、そこにある人物のモノローグが重なっていきます。1200年以上前に犠牲となったその人物は、作家が人工物のリサーチをしている過程でたどり着いた実在の男性です。”
https://aichitriennale.jp/artwork/A07.html
現地レポ&感想
それでは、ここからが私の見てきたこと、感じたことです。
クラウディア・マルティネス・ガライさんの作品は、小さなオブジェが展示してあるスペースと、映像作品が見られるスペースに分かれています。(9月2日現在、映像作品のほうは見られなくなっています)
映像作品
(息子の「次いこうよ」が発動された為、途中の数分だけ鑑賞。)
画面いっぱいに、洞窟の中のような映像が映し出されている。
まるで見る人自身も洞窟の中にいる感覚。閉じ込められているのだろうか?出口はあるのだろうか?そんな疑問が頭に浮かぶ。
男性の声とともに、洞窟の中をすべるように移動していく。
この映像、実は陶器の置物の内部を撮影したものだそう。
とても厳かで、体の芯に訴えかける映像。見たらきっと忘れない。
↓↓↓映像作品の一部抜粋
発掘されたような、オブジェたち
トウモロコシや、人間の手足のオブジェなどかある。
それぞれがとても小さく、とても可愛らしいけれど、やはり人体の断片がモチーフになっているので不穏な空気が漂っている。
1200年以上に犠牲になったという実在の男性をモチーフにしているそう
歴史背景が勉強不足なのですが、オブジェそのものの形は、とっても可愛いと思いました。(あぁ、こんな感想ですみません…)
命は消滅するのか?
自分でタイトル考えておいて言うのもなんですが…うーん、むずかしい!
ペルーといえば、マチュピチュなど、霊験あらたかな場所というイメージがあります。
様々な侵略を経験する中で、当時の人たちは未来をどう捉えていたのか…
当時の”ものたち”が、近年とても綺麗な状態で発掘されているのが、当時の人たちの目論見通りだとしたら…
いまもペルーでは遺跡の発掘が続いているようなので、これからも見守りながら、ちょっと学んでいきたいと思います。
↓↓↓ワリ文化の霊廟と財宝を発見、ペルー
↓↓↓クラウディア・マルティネス・ガライさんのdeskgramアカウントはこちら(おもしろいよ!)
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